テレクラキャノンボールシリーズ

今週のお題「ふつうに良かった映画」

 

というわけで、以下。

 

10時間、裏4時間の計14時間にも及ぶ、バカな男たちのバカなレースを描いた痛快ドキュメンタリー。

フェミニストにはオススメしないが。

 

内容はあちこち記事になっていると思うので、改めて書くことはしない。

今回この作品で思ったことを書く。

一言でいうと面白く、そして見終わったときにふと我に振り返り、ああ笑った自分はなんて最低なやつなんだと。 醜い行為を見て、それに対し笑う。

しかし、見てもらった人にもいると思うが、その行為に対し愛しくおもってしまうのだ。*1

ちなみに神谷まゆさんと嵐山みちるの話は涙がでた。

平野勝之監督が言ってたようにカメラに収められるという時点で、作為的だけど。


『監督失格』WEB限定版 特報 - YouTube

 

でーカルト映画として紹介されたり、映画秘宝2014ランキング9位にはいるなどの記事もあったのが、2時間に凝縮した「劇場版テレクラキャノンボール2013」。

公開された時系列は劇場版公開→10時間版→裏である。

こちらの劇場版も最近dvdとブルーレイにてリリース。

 

3つとも見方が違うので、全部見てもらいたいですね。

 

そしてこの3つを見終わったとき、ちょうど劇場公開されたのが「劇場版Bisキャノンボール2014」。

この映画が公開される経緯は現在Gyaoにて無料公開しているスペースシャワーTVにて放送された「BiSキャノンボール2014 -BiSなりの解散DOCUMENT-」を見て欲しい。

また、劇場版を見にいく前に見ておくと面白さが倍増するかと思われる。

 

こちらはテレキャノシリーズとは異なり、

テレキャノの車レース&SEXレースをアイドルに対して行い、ポイント稼ぎ&作品のための「素材」回収をしようとするクズAV監督達と、

解散ドキュメンタリーとしか伝えられていないアイドルグループBisとの互いの意地をかけた攻防を描いた作品である。

しかし、この映画の黒幕、というより悪役は企画者のBisのマネージャーの渡辺淳之介さんじゃないかな。

・・・とこのように「AV監督」「アイドル」「企画者」の三者のやりとりとしてみるといいのかもしれないね。

 

結局、人間関係って記号化された人間どうしの付き合いだ。

「ギャグをいう人」、「教授」、「医者」、「感情的に怒る人」、「叱る人」、そして「怒られる人」

しかも1人が持っている記号は、特定のコミュニティーで1つであり、他のコミュニティーでは若干変化する。

これを演じるためにカメラに収められる人はどう行動するのか。

それに着目すると面白い。 

 

以上紹介したテレクラキャノンボール2013、Bisキャノンボール2014はネタバレ禁止なので、このくらいにしておく。

Bisキャノのメディア化がどのように再編集されて楽しみである。

 

また、各作品に登場した監督や女優、アイドルの作品はもちろん、

それぞれの作品におけるBGMのWeekday Sleepersのチョイスが良い。

Keep Left

Keep Left

 

 

*1:Bisキャノで気づいたけど、これって編集あってのことなんだけど。