テレクラキャノンボールシリーズ
今週のお題「ふつうに良かった映画」
というわけで、以下。
10時間、裏4時間の計14時間にも及ぶ、バカな男たちのバカなレースを描いた痛快ドキュメンタリー。
フェミニストにはオススメしないが。
テレクラキャノンボール2013 賞品は神谷まゆと新山かえで [DVD]
- 出版社/メーカー: ハマジム
- 発売日: 2014/02/22
- メディア: DVD
- この商品を含むブログを見る
裏テレクラキャノンボール2013 女達のキャノンボール それぞれの朝 [DVD]
- 出版社/メーカー: ハマジム
- 発売日: 2014/04/26
- メディア: DVD
- この商品を含むブログを見る
内容はあちこち記事になっていると思うので、改めて書くことはしない。
今回この作品で思ったことを書く。
一言でいうと面白く、そして見終わったときにふと我に振り返り、ああ笑った自分はなんて最低なやつなんだと。 醜い行為を見て、それに対し笑う。
しかし、見てもらった人にもいると思うが、その行為に対し愛しくおもってしまうのだ。*1
ちなみに神谷まゆさんと嵐山みちるの話は涙がでた。
平野勝之監督が言ってたようにカメラに収められるという時点で、作為的だけど。
でーカルト映画として紹介されたり、映画秘宝2014ランキング9位にはいるなどの記事もあったのが、2時間に凝縮した「劇場版テレクラキャノンボール2013」。
公開された時系列は劇場版公開→10時間版→裏である。
こちらの劇場版も最近dvdとブルーレイにてリリース。
劇場版 テレクラキャノンボール2013(ブルーレイ+DVD+ガイドブック入り) [Blu-ray]
3つとも見方が違うので、全部見てもらいたいですね。
そしてこの3つを見終わったとき、ちょうど劇場公開されたのが「劇場版Bisキャノンボール2014」。
この映画が公開される経緯は現在Gyaoにて無料公開しているスペースシャワーTVにて放送された「BiSキャノンボール2014 -BiSなりの解散DOCUMENT-」を見て欲しい。
また、劇場版を見にいく前に見ておくと面白さが倍増するかと思われる。
こちらはテレキャノシリーズとは異なり、
テレキャノの車レース&SEXレースをアイドルに対して行い、ポイント稼ぎ&作品のための「素材」回収をしようとするクズAV監督達と、
解散ドキュメンタリーとしか伝えられていないアイドルグループBisとの互いの意地をかけた攻防を描いた作品である。
しかし、この映画の黒幕、というより悪役は企画者のBisのマネージャーの渡辺淳之介さんじゃないかな。
・・・とこのように「AV監督」「アイドル」「企画者」の三者のやりとりとしてみるといいのかもしれないね。
結局、人間関係って記号化された人間どうしの付き合いだ。
「ギャグをいう人」、「教授」、「医者」、「感情的に怒る人」、「叱る人」、そして「怒られる人」
しかも1人が持っている記号は、特定のコミュニティーで1つであり、他のコミュニティーでは若干変化する。
これを演じるためにカメラに収められる人はどう行動するのか。
それに着目すると面白い。
以上紹介したテレクラキャノンボール2013、Bisキャノンボール2014はネタバレ禁止なので、このくらいにしておく。
Bisキャノのメディア化がどのように再編集されて楽しみである。
また、各作品に登場した監督や女優、アイドルの作品はもちろん、
それぞれの作品におけるBGMのWeekday Sleepersのチョイスが良い。
*1:Bisキャノで気づいたけど、これって編集あってのことなんだけど。