「のまネコ」2 番外編

なんとm.o.v.eの木村氏のブログに追記が。消されないうちに引用しておくべし*1

また一つ前の「のまネコ」 2 から読んでちょ

(9日に書き上げるつもりが・・・)

そもそも「インスパイア」という言葉は盗作を肯定するために
引用されるものではありません。

「特定の作品をリスペクトして生まれたものだ」

という創作者の意思表示に使用される言葉であるべきです。
勿論、作品が類似していては意味を持ちません。

創作者は時に”オマージュ”という言葉も使用しますが、
それは意図的に”似せることで表現する”際等に使用されます。
勿論、オマージュの対象となる創作物の著作者が
意義を唱えれば著作権法に抵触する可能性が大きいでしょう。

この数年、音楽業界や音楽家は著作権の大切さを訴えています。
しかしそれら運動の要となるレコード会社が
グレー、いや”限りない黒”と世論から指摘されている
創作物に関与するということは
著作権の概念を自ら破壊する選択だと思います。

「企業倫理や道徳よりも金が全て。それが株式会社だ。」
と主張するには結構な事です。
しかし多くの企業はこれほどまでの問題を起こすことなく
頑張っているのではないでしょうか?

私を含めた一般の人々も同様です。
人のものを盗んで生活をしている訳ではありません。
不景気、そして将来に不安を描きながらも
日々切磋琢磨して生きているのです。


「多少なりとも影響力ある君(私)がブログでああいいうことを・・」

と申されましたが、私の意見は逆です。

「多少なりとも影響力のある企業がこういうことを・・・」


ちっぽけな私のブログが今回のビジネスを左右する程に
影響あるのかも疑問。
そんな事で左右する計画だったとすれば
誰に指摘されても仕方ない事ではないでしょうか?

「曲だって売れるならば人から盗んでもいいんだよ」
という考え方が一部に存在するのも承知しています。
しかし類似品と”贋作”の違い位は理解する必要があるでしょう。

”のまねこにインスパイアされた”という
間違えた言葉の弁明を心を悪にし、
肯定的に受け止めたとしましょう。

しかし"オリジナル商品"として扱う以上、
消費者が「これはAAキャラクターだ」と
誤認識して購入する可能性もあります。
これは別の問題を引き起こすことにもなるでしょう。

この問題は全ての創作者と
AAから産まれるエンターテインメントを無償で提供し、
そして育成してきた人々への侮辱的行為と
評価されても仕方の無い事です。

創作者はいかなるときも誇り高く、
そして創作されたものは美しくあるべき。
勿論、過ちは誰もが犯すことですので
それを認めることは恥ずべき姿勢ではないと思います。
"この世界"に従事するものであれば、
ディズニーの”ライオンキング問題”を思い浮かべれば良いでしょう。

この問題は2ch.net文化に限った問題では無い
と私は明言できます。
私がBLOGに書き示した内容目当てに
様々な場所から毎日18〜20万の人が訪れています。
風化どころか日々アクセスは増大しています。
それは毎日1.5倍の比率です。
avexはこの情報から学び得ることもあろうかと思います。
そして社内にも否定的な意見を持つ人が多いこともお忘れなく。

私にとってのavexとは愛するべき会社です。
まだスタッフが十数人の頃から御付き合いさせていただいております。
自分の足で自分が愛するレコードを手に、
ラジオ局やDJなどに頭を下げ、
日本中を駆け巡ったMAX松浦氏は
音楽業界が身をてらすべき鏡です。
そうして産まれたavexだからこそ、
私はavexを愛し、そして苦言を述べております。

昨夜22:00、avexから電話を受けました。
avexの中で木村ブーイングが起きていて
M.O.V.Eのプロモーションに悪影響が予想される。」
と圧力かけられました。

しかし私はavexに関わる人間だとしても
"明確な黒"を白とはいえません。
avexを愛していますがavexや誰かを信仰している訳ではありません。
そしてavex全てを批難している訳でもありません。

作品を生み出し、人々に伝える、という責任感を持った
本来のavexに戻って欲しいと心から願っているのです。
そして胸を張って自分達の作品(商品)だと言える会社に。

今日の私の投稿はボタンを押すに時間を要しました。
心中を察して頂ければ幸いです。


木村氏の勇気に敬服。

*1:m.o.v.eの木村氏のブログ(URL:http://blog.livedoor.jp/dubbybudda/)の追記の一部を引用