龍が如く3

いよいよ今日エクストラコンテンツ配信！
クリアすると、クリアした時だけ配信されるアイテムもあるらしいので、クリアしたかいがあったもんだぜ。

というわけでネタバレつき感想を以下から・・・

1のテーマが「嫉妬と野望」、2のテーマが「復讐と野望」だったと思う。
3のテーマはパッケージにもあったように「人間ドラマ」だった。この人間ドラマっていうのはよくある話すぎで、よって3は予測可能な展開だった。神田と浜崎は野望を持ってたけど、結局かませ扱いに思えた。峯は「信じることができるのは自分だけで、周りは偽善者しかいない」と信じこんでいたが、現実世界じゃ絶対にいない「自分の事よりも他人の事を気にかける人間」が自分の周りにいた事に気付くというこれまた創作によくある話。そして、孤児である子ども達のよくある話。
何が言いたいかというと、前2作のような衝撃の展開が繰り広げられる重厚なストーリーではなく、予想できる展開が繰り広げられるあまり特徴づけられないキャラが登場するストーリーだったということだ。
異なってしまったのはそのはず、今回馳星周氏が一切関わっていないからだ。沖縄と聞いて、極道っぽい重さがなくなっちゃうのかなと心配していたが、その通りだった。龍が如くで重要なのは悪役だけどカッコいいと思える野望を抱くライバルとの闘いだと思っていたがそうではなかった。峯がそのキャラにしようとしていたようだけど、大吾を生かしたかったのか自分が跡目をつぎたかったのかはっきりせず、野望もかませ二人に比べてそんなにあるように思えなかった。2の高島の方が残酷で龍が如くっぽかった。
力也の死のシーンは桐生演じる黒田氏の迫真の演技に感動した。ついでに言わせてもらうと、見参の松田氏並みの演技をする人はいなかったと思うしみんな本職の声優でもないのにハマっているなぁと思った。藤原氏の力也もあの藤原竜也を想像すると考えられないくらい化けていたと思う。ただ、力也を死なせる必要はあったのかなぁと思う。何のためのハブと同郷の女だったのか・・・？
あとサブストーリーはギャグに走りすぎ。カラオケも笑うしかない。でも今までのキャラやその設定をキチンと引き継いでいたことが嬉しかった。ラウとか上山、浮世、白バア、荒瀬とかね。見参の技もできたし、2の技もできた。そう、3の桐生は2あっての桐生であり、宮本武蔵いた証がある世界だったのが嬉しかった。

もし・・・万が一4を作るというのなら馳星周氏を呼び戻してくれ！横山氏じゃなんか緩い。あと全部明朝体で。ただ・・・今回の売り上げがMGS4以上じゃなきゃ続編ないかも・・いや、というよりPSそのものがなくなりそうだ・・・